星空の道 Snowblink

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Le Cinq収録「ソルフェリーノの夜明け」

 ル・サンク、装丁変わったら、中身も少し変わったんですねー。シーン・ダイジェストとポスターがついたんだ。
 とりあえず、脚本読みました。
 あ、思ってたより、全然ひどくない。
 (もうネタバレとかどうでもいいと思うのですが、一応伏せますか?)

 
 アンリー・デュナンてどういう人なのか、なんでここにいるのか、全く説明されてないってすごいよな~(エクトール先生についての説明のほうがまだ多いじゃん)と思いますけど、実際に救護をしていたときにはそうだったんでしょうね。本人が説明しない限り、誰もこの人のこと知らないんだから。負傷兵の間じゃ名前もわからないから「白服の紳士」で通ってたんだもの。(サブ・タイトルの「生涯」がなかったらこれでよかったのにね)

 実花ちゃんが、今度の役は挑戦だと言っていたわけがわかりました。最初のほう、アンリエットだけがヒステリックにオーストリア兵の救護に反対してて、ひとりだけひどい人みたいだもんね。救護員の中立を示す標章を提案するのはエクトール先生だろうと予想していたのですが、アンリエットだったんだ。いちばん書きこみがされているのはアンリエットのようですが……それでも最初のほうと、標章のことを思いつく真ん中辺りと、国籍関係なく重傷者を輸送するのに賛成するまでになる最後のほうの、つながりがわかりにくい。これは演るの大変だわ。

 エクトール先生は、脚本上では、大して何もしてないように思えるのがちょっとショック……。でも植田作品ではめずらしくまともな人間であるような気もしなくもない。

 植田先生の悪い癖は全部出てるけど、深く考えなければスルー可能だわー……雪組が演るなら十分観られるでしょ、と思って読んでいったら最後でコケました。
 クライマックスでデュナンの主張に間違った聖書引用を使うとは。しかも「戦争と平和」のニコライのセリフそのまんまじゃん!(あ~やっぱり『戦争と平和』読まなくちゃダメ? 一応実家から借りてきたんだけど。本当はどう書かれているのか、すごい気になります。聖書の言うところの「この命」って「人命」って意味じゃないのでは……?)
 でも、それだって、ちょっとした間違い、でスルーしてもいいよ。
 それはいいけど……その後に「戦争と平和」のアンドレイのセリフをつっこんで、
 虚しさに気づくまで殺しあえばいいんです、いつか争いのなくなる時がくるでしょう、以上。
 ってアンタ……
 撃ち殺してやりたいわ。
 失礼。
 「戦争はなくならない」ってすぐその前に言ってるのに。だから国際的な救護団体が必要だとデュナンは考えたんでしょ? なんでそこでトルストイに行っちゃうかなー。
 最初のほうのト書きで『ソルフェリーノの思い出』の第一章?の記述に触れてるけど、この本最後まで読まなかったんじゃないの?と思ってしまう。
 
 しかも、これで幕かっ!
 これが史実だったらさ、この作戦が成功したのは誰もが知ってる通りです、って終わり方もアリかもしれないけどさ。デュナンが着いたときには戦闘は終了してたはず。負傷兵の輸送はふつうに行われていたはず。こんなことは旗も含めて全くなかったはず……。
 これからどうなったのよーアンリエットどうなったのよー。
 ……この終わり方、ポルリノ参謀長立つ瀬ないよね……。
 (デュナンのその後はあまり気にならないところも失敗?)

 ちなみに、小学校の教科書のソルフェリーノのエピソードでは、デュナンがフランス軍上層部に願い出て、捕虜になっているオーストリア軍医を救護に当たらせるために解放してもらうところがクライマックスでした。

 そうそう、捕虜の話はどこまで史実に基づいているのだろう?ってのも気になる。デュナンが捕虜の扱いに強い関心を持っていたということを表したいらしいのはわかるけど、ハーグ条約より前の捕虜の扱いって私はよく知らないから鵜呑みにするのは、危険……かな。

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