星空の道 Snowblink

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「ソルフェリーノの夜明け」感想(東京初日・初見)

2010/03/26 16:00 初日
2階後方センター

 どうしても、残念なとこリストになってしまう。
 ※ネタバレ気にしてません。

■第一場 プロローグ
 主題歌の重いメロディと白いキラキラした衣装のミスマッチが気になりました。これ、一本物のフィナーレだったらきれいでよかったのにねー。夏希さんの銀橋渡りで手拍子まで入って、まるっきりフィナーレ。
 主題歌いいですね。「忘れなくば」という古風な言い回しが繰り返されるのがなんかツボ。それとセットになっている「この星」が、そりゃ宇宙に行けるようになってからの捉え方じゃないのか?と気になってたまらない。
 (主題歌、いいとは思うのですが、芝居中で話の展開と関係なく、とりあえず歌っとけとばかりに繰り返し使われるのには閉口)

■第二場 ドロップA
 真っ先に幕の地図の左上に大きく書かれた「CASTIGLIONE」の文字に目が行きました。やっぱりカスティリオーネなんでしょ?
 ハマコさんファンティ閣下と桂ちゃんポルリノ参謀長の滑舌の良さに脱帽。こんなわけのわからん地名やらなにやらがテンコ盛りの長セリフをよく聞き取れる(意味がわかる)ように言えるものだと……。「七師団」と言われて、地図上のオーストリア軍師団とおぼしき緑の印を数えてました。

■第三場 戦場の広野~第四場 ドロップ
 死体少な。いやこのくらいの広さだったらこのくらいでいいのか……でも死体の山って言ってるんですけど……。それに……人形、混ざってない?(見間違いだったらごめんなさい) せっかく役者がいっぱいいるのになんで使わない?
 作り物の馬の死骸にぎょっとしたけど、御者のヘルディ(にわさん)がそれを見る表情がリアル。
 負傷兵のベルガー(チギちゃん)が水を求める演技は、最初に見たムラの稽古場映像とは全然違っていて、さすがと思いました。

 なぜデュナンが「国境まで乗せてくれと強引に頼んだ」のか、やっぱりどこかで説明あってもいいんじゃないかな、と思います。自分が何しにここへ来たのか、忘れてしまうほどの惨状だということが、デュナンの表情から見て取れるだけに。

■第五場 サン・ニコラ教会
 なんとなく、数え切れないほどの負傷者が並んで寝かされている野戦病院を想像していたので、教会の外しか見せないことにちょっと拍子抜け。でもアンリエットが、多くの負傷者の受け入れに必死になって、気が立っているというのは伝わってくる。
 ただ、治療の優先順位は医者が決めるんじゃないのか?とか、手術の順番を待っている人がいるのに後から来た人を先に手術するという判断は正しいのか?とか、セリフが看護婦や医者のものと信じられないのがつらい。
 そしてデュナンさんはナニサマなんですか。なんであんたに「手をこまねいている」とかって責められなきゃならないの?(全体通して「手をこまねいている」の多用が気になりました)
 ポルリノがデュナンを叩くのがあまりにいきなりだったので、びっくりしました。ポルリノは、映像や写真で桂ちゃんの顔見て冷静な参謀長だと思っていたけど、結構キレやすい人なのか。(後で捕虜も殴ってるし)

■第六場 ドロップ
 とりあえず、エクトール先生(ゆみこちゃん)になだめられた気分。エクトール先生は周りのことがよく見えている人だと感じました。
 なんでもいいから手伝いたいと申し出るデュナンの言葉は本物だと思う。けど、その後がいけないや。医者相手に「何故戦争をするのか」とかいう議論をふっかけて邪魔してる暇があったら、目の前の負傷者を助けてほしいと思うの。
 なんで、幕前で演らせるのか、と思います。手を動かしたって口は動くだろうに。

■第七場 教会の裏手~第八場 ドロップ
 オーストリア兵の捕虜が置かれているこの場は、けっこう負傷兵がたくさんいるという感じは受けるけれど……怪我の具合がいまいちよくわからない。ポポリーノ(まなはる君)は軍服のお腹の辺りに大きな血のしみがあって、後で「血を吐いた」と言われているので内臓やられているんじゃないかと思うけど、ハーモニカなんか吹いてるし……。イタリア軍は、オーストリアの兵士をちゃんと捕虜にしているのか、その辺にほったらかしなのかもよくわからない。敵の参謀長が怒鳴っているのにハーモニカを吹き続けるポポリーノ君てすごい心臓ね。

 捕虜のベネディック将軍(ゆうちゃんさん)と看護婦マリアン(さゆちゃん)の心の交流がいい。さゆちゃんはセリフがない部分でいい演技をしてるなーと思います。
 脱走したオーストリア兵が捕まる場面では、イタリア軍人に食ってかかるオーストリア兵ハンデル(緒月君)たち、罪を被るベネディック将軍が見せてくれる。やはり専科さんの存在は大きいなと思います。ここって、言ってることがまるっきり日本人なんですよね。それでも、なのか、だから、なのか、ゆうちゃんさんの言葉には説得力がある。
 でもなー。これってイタリアの独立戦争なんでしょう? そういうところがイタリア兵のセリフからもオーストリア兵のセリフからも全く感じられないってどうなのよ。
 感じられないといえば、気温もまったく感じられないですよね。暑さの中に多くの負傷者や死者が……ってあまり想像したくはないのだけれど。この場面、火たいてましたねー。夏でも夜は冷えるか……いや虫除けか……。

■第九場 サン・ニコラ教会の広場~第十場 ドロップA
 看護婦ジーナのあゆみちゃんがスカステで言ってた通り、オーストリア兵の男泣きの場面から、歌い踊るイタリア兵の場面(居合わせる看護婦は同じ人)への転換はきつい。芝居の中では少し時間が立っているのでしょうけど、ついていけない。陽気なとこだけイタリア人だと言われても困惑するばかり。
 アンリエットはどこいった?って話を長々と続けるのもどうかと……マントヴァまで「男の足でも十時間かかる」はずなのに、どうしてその日のうちに帰ってこられるのかしら?
 冒頭で自分の馬が撃たれることを心配していた御者のヘルディーが、いつのまに馬を撃たれ、家も果樹園も焼かれたのかと、ちょっとびっくりしちゃいました。にわさん存在感あるのでねー。
(史実通り3日間くらいの話だと思っていると、ああ、違うんだなって、何度も思わなくちゃならない)
 ここでは、酔っぱらい医者ハーベルマンのマヤさんに、専科さんの役作りの凄さを見せつけられました。アンリエットが何も言えなくなってしまうのも無理はないと思います。(「あのデュナン君を見なさい、彼には敵も味方も区別はない」には、だって元々敵でも味方でもないじゃん?とツッコミ入れずにはいられませんでしたけどね)
 デュナンが働いてるとこやっと見せてくれましたね。バケツ運んでるだけだけど。無精髭生やして寝不足と疲労でくらっとするなんざ、もう、あざといなーと思うけど。それでもいいです。アンリエットがバケツに受け取ろうと延ばす手に、ハーベルマン先生の言葉で(だと思う)心が動いたことが見えるからここは好きです。

■第十一場 教会の裏手~第十二場 ドロップA
 アヴェマリア合唱されたら無条件で泣くんじゃないかとも思ってたけど……全然。歌に入るまでのやりとりに共感できなくて、頭の中で「カサブランカ」の、ドイツ兵の歌に対抗して「ラ・マルセイエーズ」を歌う場面と比べてました。

■第十三場 教会の礼拝堂
 この場面の初めで、デュナンは何か書いてますよね。そういう絵を入れながら、それに関して、後にも先にも何の説明もないのはどういうわけかと思ってしまいます。
 十字を描く血、映像で見たらぞっとしたんだけど……実際に見たら絵の具にしか見えなかった。うーん。あんまりリアルでもなー。演技はリアルだからいいのかなー。
 脚本を読んだときは、この場面、いいと思ってたんだけど、実際に観ていてこの辺までくると、説明不足なのに、話がくどいことが耐え難くなってくる。デュナンの「アンリエット、君も承知してくれるね?」ってどういうことよ、一緒に行って道案内するって言ってんじゃん!

■第十四場 ドロップA
 シスター達の言ってることよくわかんないし、しまいにはデュナンが修道女に対して聖書を説き始めるし……。
 なんか、この芝居、修道女にしても、医者にしても、軍人にしても、言っていることが、専門性の高い職業についている人とは思えないなーと思ってました。

 この場面いらないと思ってたんですけど、最後のほうでデュナンがなんとなく重要なこと言ってるような……そういうとこちゃんと書いてほしいんですけど。

■第十五場 教会の裏手
 実花ちゃん背が高いから、アンリエットを囲む村の少女たちがほんとに少女にみえてかわいい。
 エクトール先生がせっかくいいこと言ってるのに(流れはなんかおかしいけど)、ハーベルマン先生が混ぜっ返すから話がくどいったら。でも「(アンリエットを行かせたら)後悔するぞ!一生」には娘を死なせた人の言葉の重みが感じられました。
 アンリエットの「必ず戻ってきます」にちょっと、泣かされそうになりました。

 「雪のように 花のように」は歌詞にちゃんと内容があるし、いい歌だと思うのだけど、話の流れと全く関係がない歌に聞こえて呆然としてしまいました。(でも、いま歌詞を読んだら、アンリエットを送り出す歌だと取れなくもないような……私が先入観を持って聴いてたから旅立ちの歌に聞こえたのか?)

■第十六場 ソルフェリーノの戦場
 ここ、負傷者を運ぶイタリア兵がなんで軍服を着ていないのかがわからない。上の指示を仰がないでしていることだから? それにしては、ファンティ将軍に対して「我々が手伝っているのだから間違いありません」とか堂々と言ってるし……。
 ファンティとデュナンのやりとりは聞き流そうと決めていたのですが、やっぱり聴いてしまいました。が、耳からの音では二人が何を言わんとしているのか全く理解できなかったので、結局、聴くのをやめてしまいました。多分ここ、ハマコさんの見せ場になるはずだったと思うので、くやしい。
 砦の上の二人、上の幕で見切れるギリギリのところだったんだけど、立ち見でも見えるのかなーとか考えていました。
 ポルリノ参謀長もデュナンに敬礼してしまうんですね。なんともいえない複雑な顔してますけれど。
 負傷者を乗せた荷車を先に通し、旗を掲げたデュナンが微笑んだのが印象的でした。
 ラストは、意外と終わった感じするなあと思いました。

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